脳疲労を防ぐマメ知識

メンタルケア

集中しようとしても、中々話が頭に入ってこないことってありますよね。

それは「脳疲労」によるものかもしれません。

脳疲労…脳へのストレスにより自律神経が乱れること
大野 秋
大野 秋

脳疲労は全身の疲労感にも繋がります。

脳の消費エネルギーを抑えるには、仕事の省エネ化が効果的です。

携わる仕事の重要性を加味し、使用するエネルギーを制御することが必要になります。

この記事では、脳疲労を防ぐためのマメ知識をご紹介します。


自律神経とホメオスタシス

あなたは仕事中の頭痛に悩んだ経験はありませんか?

不安などのストレスによって「自律神経」がダメージを受け、そのバランスが崩れてしまうことで頭痛などの体調不良が発生してしまうことがあります。

自律神経…身体の働きを調整する神経

生物の生態は体の内部に変化が起こると、それを元の状態に戻そうとする働きがあります。

そのような中で様々な変化が生じる生態恒常性のことを「ホメオスタシス」と呼びます。

ホメオスタシス…生物が内部環境を正常な状態に維持しようとする現象

この生物学用語のホメオスタシスですが、場合によっては人間の心理状態にも使われます。

例えば、脳が過剰な疲労を感じた際、その脳の休養のために集中力が著しく低下します。

これは、キャパオーバーの頭に情報が入らないように、脳が自動的に情報を遮断するホメオスタシスの現象によって起こります。

そのため、私達には自身にとって無駄のない考えや所作を心掛ける必要が生まれてくるのです。

大野 秋
大野 秋

無理をしないことも重要な社会的スキルです!

自律神経を整えるリラックス術
誰しも予期せぬトラブルが起きた際は、焦りと共に動きがぎこちなくなるものです。逆に余裕がある際には落ち着いた動きになるなど、気分によって体の動かし方は変化します。心と体はリンクしており、ストレスや不安は普段の立ち振る舞いにまで影響を及ぼし...

当サイトでは、自律神経の知識と実践簡単なリラックス術もご紹介しております。


居心地の良い環境づくりのために

前述では、ストレスによって脳疲労が蓄積し、結果的に集中力を損なってしまうということをご紹介しました。

逆にそのような心配がなく、自分にとっての悪影響が存在しない環境や領域のことを、「コンフォートゾーン」と呼びます。

コンフォートゾーン…ストレスや不安のない快適な状態
大野 秋
大野 秋

自身が居心地の良いと思える環境を指します!

人間は本能的に快適な環境を求めて、その目的に基づいた行動を取ります。

そのため、仕事上においての環境の変化は私達にとっても大きなストレスとなるのです。

また、このコンフォートゾーンの外側を、「ラーニングゾーン」と呼びます。

ラーニングゾーン…多少の不安や不快感を感じる状態
大野 秋
大野 秋

ストレッチゾーンとも呼びます!

ラーニングゾーンは、新しいことへ挑戦する際に必ず足を踏み入れる領域になります。

この領域では自分の把握している能力の範囲外で動くことになるので、学びや経験を培うには良い機会となり、自己成長へと繋がります。

安全なコンフォートゾーンに居座りっぱなしで、同じ行動を繰り返しているだけでは、惰性的になってしまう恐れがありますよね。

この二つの領域の塩梅をうまく見極ることで、自身に合った適切な環境づくりへのカギとなるのです。

疲れにくい脳をつくるストレス軽減思考
一般的なストレスの対処法として、運動・食事・睡眠・買い物・ゲームなどのイメージがありますよね。行動や時間に制限がある時や、職場でストレスと直面してしまった際、あなたはどのように対処をしますか?時と場所を選ばない「思考」によって、軽減や解...

当サイトでは、疲れにくい脳をつくるストレス軽減思考もご紹介しております。


抱え込まないための取捨選択

人間の脳は非常に賢く、経験を学習し最適化する働きがあります。

経験の積み重ねによって得られる習慣化によって、最小限の労力で物事を済ませることが可能になります。

そのため、自身の負担を減らす決まり事や、ルーティンを作り出すことが大切になります。

特に、物を見て感じる「視覚」は脳の一部と言われる程、脳との関係性が根強くあります。

例えば、誰しも身近に扱うスマホやパソコン。

じーっと画面を見ている最中は、無意識下で「焦点視」が使われています。

焦点視…特定の物に狙いを定め、集中して観ている状態

小さな画面のスマホや携帯ゲームの場合、左右の目を内側に寄せる必要があるため、目の筋肉の緊張状態が続くことにもなります。

大野 秋
大野 秋

意識せずとも無駄にエネルギーを使っているのです!

余計な脳疲労を防ぐためにも、休憩はしっかりと取り入れ、余計な情報を頭に入れないよう、身の周りの整理整頓は欠かさず行いましょう。

仕事には労力や集中力を分散させることで、その分リスク低減が図れるイメージがあるかと思います。

しかし、無駄なことを考えて集中力を散漫させてしまうよりも、目の前のことだけを見て取り組む方が、結果的には仕事の効率化に繋がるのです。

大野 秋
大野 秋

情報の断捨離を行いましょう!

自分が本当に望んでいることへの近道を模索しながら、一つ一つ確実に仕事をクリアしていくイメージを持つと良いでしょう。

何事にも潔く割り切って考えることで、ストレスの種となる不安や悩みを抱え込まないスタンスを作り出しましょう。

他人に期待しないメリット
仕事仲間との居心地の良い関係性を保つ秘訣として、「他人に期待しない」という手があります。理想の押し付けやプレッシャーを受けると、誰しもストレスを感じてしまうものですよね。無意識に理想の結果をイメージしてしまうことは、望んだ結果にならなか...

当サイトでは、他人に期待しないメリットについてもご紹介しております!


時間帯毎の脳のパフォーマンス

仕事を行う上で脳への疲労の蓄積を防ぐためにも、いかに少ない労力でリスク軽減や効率化に繋げていくかが重要になります。

そのためには、抱えているタスクに対して、自分が楽と感じるペース配分を考慮する必要があります。

では、どのようにしてタスクを振り分るのが最適になるのでしょうか。

人間には、時間帯毎に脳のパフォーマンスの変化があります。

朝…ハイパフォーマンス
昼…ローパフォーマンス
夕…ハイパフォーマンス
夜…ローパフォーマンス

上記のデータを読み取って考えると、集中力を要する仕事は午前中に行ってしまうと良いことが分かりますね。

また、運動のパフォーマンスは起床から約8時間後がピークと言われております。

そのため、事務系のルーティンワークは昼過ぎに黙々と行うと良いでしょう。

このような人間のしくみの知識は、タスク管理やToDoリスト決めのヒントにもなりますよ。

大野 秋
大野 秋

合理的な動きで出来る人を目指しましょう!


知っていて損はないオフィスハック。

物は試し。明日から早速実践してみましょう!

タイトルとURLをコピーしました